日本を代表する東京・上野の老舗スニーカーショップ「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」がディレクションを行ったことで大きな注目を集めた。
筆者はこのブランドを見た時は「パンサー…??」というのが正直なところであった。
それもそのはず、今から55年前となる東京オリンピックが開催された年に誕生し、トレーニングシューズとして当時のトップアスリートに愛用されたことで、その知名度は広まり、1970年代には全国の学校指定靴として採用され、当時の子供たちに絶大な人気を得たブランドであった。
その為、40代前半の筆者も遠い記憶をたどると「そういえば、小学校ぐらいの時に聞いたことあった様な…」という程度で、今の20~30代の方はまず見た事はないであろうと思う。
(実際に店頭で接客をしていてもやはり50~60代前半ぐらいのお客様が「懐かしい!」と仰るケースは多い)
多岐に渡り数多くのブランドのプロジェクトを手掛けてきたミタスニーカーズの国井氏がディレクションを行うからこそ、よく聞く「昔のブランドの名前を使って現代風に…」という程度で収まるはずがないのが、このブランドの面白いところである。
ここ数年のトレンドは、いわゆる「ダッドシューズ」といわれるボリューミーなスニーカーや、80年代などで人気のあったハイテク系スニーカーの復刻などが主流で、各ブランドはこぞってそれらを大量にローンチしている。
だからこそ、現代風にアレンジするのではなく、あえてそのトレンドの真逆を付き、昔のカタログに掲載されていたモデルを、そのまま忠実に再現することの方が、現代においては新鮮に映り魅力的なのではないか?…そのプロセスの中で、昔のまま再現されたクラシカルでスマートなフォルムのスニーカーに、履き心地は現代のものにアップデートされ復刻を果たす。
福島の工場で熟練の職人により、ほぼすべての工程が手作業で製造されている。パーツ数や工程が多く、一般的なスニーカーに比べてはるかに手間と時間をかけて丁寧に製造されている。海外製にはない日本のモノづくりである「繊細さ」が反映されていることがこのブランドらしさである。
若い世代にはクラシカルな世界感が新鮮に映り、50代以降の方には懐かしいノスタルジックなこの「panther(パンサー)」ぜひ一度お試しください!
以上となります
いかがでしたでしょうか?
今回はpanther(パンサー)について私なりに感じることを説明させて頂きました。
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